本格的に梅雨入りし、毎日ジメジメとした天気が続いていますね。
このジメジメと蒸し暑い時期に庭の芝生を見てみると…、なんと突然キノコが!?
なにこれ!?芝生に影響あるのかな…?
我が家の芝生に生えてきたのは今回が初めてでした。
キノコは菌から生えてくることはなんとなく知っていましたが、そもそもこのキノコは何なのか?毒はあるのか?芝生への影響は大丈夫なのか?今回は実際に我が家で実践したキノコ対策をご紹介していきます。
キノコが生える原因
芝生にキノコが発生する原因としては、
このような環境下が揃うと土中で胞子が育ちキノコが発生します。芝生の下に埋まっている有機物を分解することで生育し、落ち葉、切り株、根、その他の有機物が分解される際に、菌類が活発に活動し、地上にキノコを生やすのです。湿度の高い環境や、6月〜7月の梅雨、9月〜10月ごろの秋雨など、雨の多い時期に特に見られます。
まさに今が絶好のキノコ繁殖期なんだな…。
そして我が家に生えていたこの茶色くて細いキノコは、シバフタケという種類でその名の通り芝生によく生えるキノコです。他にも芝生に生えるキノコはいくつか種類があるみたいですが、今回は我が家で発生したシバフタケについて詳しく解説していきます。
シバフタケに毒はある?
まず私が一番に心配だったのが毒があるかどうか。
我が家には小さい子どももいるので誤って口にしてしまっては大変です。
調べたところシバフタケは毒性ではありませんでした。かといって食べれるのか?というところですが、基本的には食用のキノコではないので食べないようにしましょう。
キノコが生えることによって芝生に影響はあるのか?
芝生に生えるキノコは、一般的には芝生の健康に直接的な悪影響を与えません。しかし、大量に生えてくる場合やリング状に芝生が枯れてしまうと言った症状が出てきた場合には注意が必要です。
フェアリーリング病とは?
先程も説明した通り、キノコは1本2本ポツポツと生えている分には放っておいてもそこまで芝生に影響はありません。
もちろん景観が気になる場合はその都度抜くぐらいの対処でOK
しかし、大量にまとまって生えていたり、芝生がリング状に枯れている場合には「フェアリーリング病」の疑いがあります。フェアリーリング病とは、キノコ類が芝生の上にリング状もしくは線状に発生する病気で、発生した部分に水が浸透しにくくなり、芝が枯死しやすくなるのです。
こうした病気は冒頭でも触れましたが、芝の土壌環境が主に原因となる場合があるので土壌を整えておくことが第一の対策と言えるでしょう。
今すぐ出来る!キノコ対策
芝生にキノコを発見したら、どうしたらいいの?
除去
手袋をしてキノコを手で摘み取るか、スコップで根元から掘り起こします。
水はけの改善
土壌の排水性を高め、過度な湿気を防ぎます。エアレーションと言い芝生に穴を開けて通気を改善する方法が有効です。エアレーションを行った後は、しっかり目土も忘れずに。
堆積物(サッチ)の除去
芝生の上に落葉や古い根、芝の刈りカスが残ってしまっている場合、堆積物(サッチ)となり芝生の土壌環境に影響を与えてしまいます。キノコだけでなくその他の病気にも繋がるので、サッチングは定期的に行いましょう。
サッチングの時期としては基本的に年に1〜2回程。芝が芽吹き始める前の春先に行います。その後、今回のように降水量が増える時期の前等、気になった際に軽く行う程度で問題ありません。逆にサッチングはやり過ぎてしまうと芝生に負担がかかってしまうので、作業が終わった後は目土をしてあげることをおすすめします。
殺菌剤を散布すれば予防にも
高温多湿の梅雨時期は、どうしても様々なトラブルが起きやすくなってしまいます。
そこでこの時期にやっておきたいことは殺菌剤の散布。病気の予防だけでなく今回のようにキノコが発生してしまった場合(フェアリーリング病)にも有効です。
殺菌剤にも様々な種類がありますが、基本的には用途(該当する病気)に合わせて選びましょう。
\フェアリーリング病にも効く!/
まとめ
芝生に生えるキノコは自然な現象であり、一般的に害はありません。しかし、見た目や安全性を考慮して、適切な対策を講じることが重要です。キノコの原因と対策を理解することで、美しく健康な芝生を維持することができますよ。