芝生を育てていると、皆さん一度は頭を抱えてしまうある問題にぶち当たります。それは、芝生が何故か伸びないという事。
水はあげているし、肥料もあげているのに…。何故だか芝生の伸びが悪い。そしてところどころ枯れている…?
なんで?病気なのかな…?
実はそれ…コガネムシの幼虫が原因かもしれません。
芝生の基本的なお手入れはできているのに何故か芝生が伸びない、芝生がまだら模様に枯れている等の症状が現れた場合は、芝生につく害虫を疑ってみることをおすすめします。そして今回は、我が家の芝生も被害にあったコガネムシの対策方法をご紹介していきます。
何故芝生が伸びない?原因はコガネムシの幼虫だった!
我が家の今年の芝生。
ちょうど中央部分がなんとなく黄緑色になっており、実はよく見ると葉の密度がかなり薄い…。芝刈りをするたびに、周りとこの中央部の生長差が気になっていました。目土を入れてみたり、肥料をやったりと、様々なことを試してみましたが一向によくならず。
そんな時、ふと目にはいったのがこの穴。
実はこれ、コガネムシが卵を産みつけた跡なのです!そしてこの卵が孵った後に生まれてくる幼虫こそが芝生にとって害となる厄介者なのです。
皆さんもこのような穴を芝生に見つけたら要注意!
コガネムシの幼虫が芝生にもたらす被害
そもそもコガネムシの幼虫は芝生にとってどんな害があるのか。コガネムシの幼虫は地中で芝生の根を食い荒らしてしまいます。地面の下にいるので一見すると姿が見えません。しかし放っておくとどんどんと根を食べられてしまい、最悪の場合芝生がスカスカになってしまうなんてことも。軽く引っ張っただけで芝生がめくれてしまう等、異常な枯れを見つけたらその下にコガネムシが眠っているかもしれません。
コガネムシの幼虫対策
地上からは姿が見えないコガネムシの幼虫をどうやって見つけて駆除すればいいのか。コガネムシの幼虫を疑う症状としては先程もお伝えしたように、
等があげられます。これらの症状が見られたら、コガネムシの幼虫が原因の可能性があるので、早急に駆除しましょう。
どのように駆除するかというと、殺虫剤が一番効果があります。
我が家はフルスイングを使用しました。有名な殺虫剤スミチオンも検討しましたが、「臭いが独特」「散布するのに水量が必要なので作業が大変」というような口コミを見かけたので、少々割高ではありますがこちらのフルスイングを購入。
結果、臭いも少なく8ℓジョウロで散布しましたが、14平方メートルを水汲み2回分で出来たのであっという間に完了しました。
我が家のようにそこまで広くない範囲でしたら、フルスイングはおすすめです。しかし、広範囲への散布が必要な場合はスミチオンを使用した方がコスパは良いかと思います。
殺虫剤はいつ撒くといい?
コガネムシは種類によって異なりますが、だいたい春(5月)から秋(9月)ごろにかけて産卵するので、始めと終わりに合わせ殺虫剤を散布すると幼虫による食害を抑えることができます。すでにコガネムシが卵を産んだ跡(芝生に穴が空いている)を発見した場合は、早急に対処することをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
芝生に元気がなく、なかなか伸びない等の不調を感じた際、様々な原因があるかもしれませんが、もしかしたら芝生の下でコガネムシの幼虫が根っこをむしゃむしゃ食べてしまっているかも…!
そんな時は焦らず殺虫剤を散布しましょう。しっかり駆除した後、また芝生のお手入れを頑張ればきっと元気になってくれるはずですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。