これまでも我が家の家づくりに関する記事をいくつか投稿してきました。
長きに渡る打ち合わせを経て、様々な要望を詰め込んで建てていただいた我が家。何から何まで決めることがたくさんあったし、だからこそ細部にまでこだわった家を完成させることが出来たので、本当に自分達だけの大好きな空間が出来たと思っております。
…が。
そんな我が家にも、住んでみて分かった後悔ポイントがいくつかあるのです…。
図面とにらめっこするだけじゃ分からないこともあるよね…
今回は我が家の後悔ポイント5選をまとめましたので、是非参考にしていただければと思います。そしてその反省を生かして自分なりに考えた解決策も合わせて紹介していますので、同じような悩みを抱えた方のお役に立てれば幸いです。
- マイホーム建築中、または検討している。
- マイホームを建てるなら小さな後悔をなるべく減らしたい!
- 実際にマイホームを建てた人の体験談が聞きたい。
我が家の後悔ポイント①照明の位置
実は今回まとめた後悔ポイントの中でも群を抜いて衝撃を受けてしまった箇所が、とある場所の「照明の位置」について。
まずはこちらの写真をご覧下さい。1階リビングに作ったスタディカウンターです。
お気づきになられましたでしょうか…。
そうなんです…!エアコンに照明がドン被りしているんです!!!泣
どうしてこうなったのか…。
もはや誰かツッコんでほしかったレベルで残念すぎる。
そもそも購入したエアコンが想像よりちょっと大きかったという点も誤算ではありますが、エアコンを設置する場所は割と序盤から決定していたので(室外機場所とかの兼ね合い)やはり照明計画をもっとしっかり考えるべきでした…。
でもね、このスタディカウンターも使い方はいろいろ出来た方がいいじゃん?という思いから、変に壁からスポットライトを固定でつけるより全体を照らすように上からシンプルにライトをつけた方がスッキリ見えるんじゃ?と思ってつけた天井ライトがこの有様です…。
正直ここのライトはたまにしか点けないので今はそこまで困ってはいませんが、子どもたちが学校へ行くようになって勉強をするためにこの場所を使う時が来たら本格的に対策を練らなければなりません。
どんな解決策があるのかな…?
後悔ポイント解決策1→デスクライトを設置する
我が家のスタディカウンターは壁面に作ったので、リビング照明に背を向けた状態になるため手元がどうしても暗くなってしまうので、灯りはやはり必須。
対策としてはデスクライトを設置するのが手っ取り早いし実用的です。
コンセントは左右につけてあるのでどちら側でも無理なく使えますし、もちろん2人並んで使いたい場合でもデスクライトなら簡単に設置できるので増減することも可能です。
後悔ポイント解決策2→ウォールライトを設置する
スタディカウンターの名の通り、子どもたちが勉強に使うのであれば本人たちの使いやすさを重視するべきですが、意外と子どもはスタディカウンターでは勉強しないといった話もちらほら耳にするので、ゆくゆくは私の作業スペースにしようかとも検討しています。
その際、個人的には実用性よりデザイン性を重視したい気持ちがあるので可愛いウォールライトをつけたいなと思っています。電気工事を伴う照明はさすがに難しいですが、コンセント電源タイプのものだと手軽に設置できるのでおすすめです。
我が家の後悔ポイント②キッチン背面カウンターに炊飯器置けない
以前の採用してよかった間取りでもご紹介した我が家のキッチン背面部分。カウンターにはたっぷりスペースがあるので様々なキッチン家電を並べられるな〜と、打ち合わせ当初から置きたい家電をピックアップしてコンセントの数まで増やしていたのですが…。またしても思わぬ落とし穴が。
今回ネックとなったのはこのカウンターと合わせて設置した吊り戸棚の存在なのです。
吊り戸棚自体はとても気に入っています。そもそも吊り戸棚といえば大体天井付けのタイプが主流ですが、我が家はあえてカウンターに近い場所に設置してもらい、自分の手が届く範囲で収納を利用できるようにしてもらいました。おかげで吊り戸棚の収納はフル活用でき、更に吊り戸棚の上部分にはFIX窓を採用して採光も十分確保しているので、圧迫感もなく見た目もスッキリ出来たのでとても満足しています。
しかし、吊り戸棚がカウンターから近いからこその弊害が今回の後悔ポイント。炊飯器が置けない。
理由は蒸気が出てくること。吊り戸棚の下部は木製です。そこに蒸気が繰り返し当たるとどうしても劣化してしまうのです。
少し手前にずらして炊飯器を置いてみても、炊飯器の蒸気口は大体本体の奥側についているので結構手前に持ってこないと意味がないし、そうすると炊飯器が不安定になり万が一落下して大きな事故の原因に…なんてことも考えられます。
どんな解決策があるのかな…?
後悔ポイント解決策1→オプションをつける
そんなキッチン家電によくある蒸気問題。実はキッチンメーカーによっても異なりますが、蒸気が当たってもいいようにあらかじめ吊り戸棚下部に対策してあるものもあります。
はじめから対策してあるなら安心だよね!
我が家のキッチンはクリナップのステディアを採用しましたが、当時調べですがステディアにはこのオプションはありませんでした。余談ですが、比較対象だったタカラスタンダードのオフェリアは、この吊り戸棚下部にタカラの特徴でもあるホーローが使われており、家電の蒸気対策はもちろんマグネットがつけられるので、磁石でくっつくタイプのフックや収納などを使える点がとても魅力的でした。
キッチン選びではそういった細かい仕様もメーカーによって異なるので、それらを加味しながら自分たちの暮らしに置いて何が重要かを選定しながら決めることが大事です。
なので、「どうしてもカウンターに炊飯器を置きたい!!!」という方には、こういったオプションの存在を頭に入れておくとキッチン選びもスムーズに進められますよ。
後悔ポイント解決策2→蒸気対策用にシートを貼る
キッチンを決める際に予め上記のようなオプションを選んでおけば問題はないですが、「購入した後だから…」という方に朗報!蒸気対策用のシートを貼るという手段があります。
キッチン用の防水シートがあるので、このようなシートを蒸気が気になる場所に貼っておけば吊り戸棚の劣化も防ぐことが出来ますよ。
後悔ポイント解決策3→スチームレスの炊飯器を置く
炊飯器の蒸気が気になるなら、蒸気が出ない炊飯器も売ってるよ!…というわけで、根本的に蒸気が出ないタイプの炊飯器を選ぶという手もあります。
新居に引っ越すタイミングで家電も新しいものに買い替える方は多いとかと思います。そんな方には家電そのものをグレードアップさせるという手段もおすすめです。
我が家の後悔ポイント③西側に面した窓
我が家のリビングには南側に面した掃き出し窓と西側に面した縦の滑り出し窓があります。
この西側の窓が正直いらなかった…。
デザイン的には気に入ってるけど、後悔には別の理由が…。
一番の後悔の理由が、西日が本当に眩しい!!!!
実はこれ、西側のどの部屋にも言えることで、我が家の2階にある主寝室がちょうど西側に面しておりそこにも滑り出し窓をつけたのですが、カーテンはずっと閉めっきり。正直なくても全然困りません…。
打ち合わせの段階では、やはりせっかくのマイホームで暗い家は嫌だな…という思いから、採光のために窓は多い方がいいなとずっと思っていました。しかし、実際に住んでみると西日の眩しさが結構辛い…。(特に夏)更に我が家の西側が道路に面しており遮るものがないという点も西日の眩しさを加速している要因でもあります。
どんな解決策があるのかな…?
後悔ポイント解決策1→西側の窓は最小限にする
これからマイホームを建てようと考えている方には声を大にして言いたい!!
西側に窓は最小限でいい!
もちろんお家を建てる土地の日当たりにもよりますが、南側にある程度大きい窓をつくるのであればよっぽどのことがない限り西側に窓はつくらなくても採光には問題ないかと思います。
窓ひとつ設置するにもお金はかかるし、更にはカーテンも必要になってきます。費用は出来る限り抑えたいな…と考えている方は窓の方角や大きさも考えて、心地いい採光計画を立てましょう。
後悔ポイント解決策2→遮光カーテンやシートを使う
もうお家が建った後で、我が家のように西日に悩まされているという方もいらっしゃるかと思います。一度つくった窓は簡単にどうにか出来るものではないので、窓に合ったカーテンや遮光シートを貼って少しでも西日を和らげることをおすすめします。
我が家のリビング窓はデザインのためにつくった窓でもあるので当初はあえてカーテンをつけませんでしたが、そこも後悔しているレベルで眩しい…。2度の夏を乗り越えましたがさすがに今年の夏は何かしら対策をしようと思っておりますので、また実装出来たら記事にまとめます!!
我が家の後悔ポイント④洗濯動線がイマイチ
洗濯と言えば毎日する家事のひとつですよね。我が家は限られた広さの中に脱衣所兼ランドリールームを作り、室内干しも出来るようにポールをつけたりと出来る限り使いやすい空間になるように考えたつもりでした…。が、やはり住んでみて感じた不便さは意外とあります。
→お日様の下で干した洗濯物が好きな私。せっかくのお天気なら外干ししたくなるのですが、ランドリールームから庭にある物干し場までちょっと距離があるのが不便。水に濡れた衣類は結構重いし、ランドリールームから直結できる外干しスペースをつくれたらもっと快適に洗濯が出来たのかもしれません。
収納スペースが少ない→洗濯機の横に引き出し収納を設置しましたが、一人一段分ずつの収納しかないので下着やパジャマ等頻繁に着るものしか入りません。たまに着るお出かけ用の服等は2階につくったファミリークローゼットへしまうのですが、その距離が地味に不便。やはり洗濯が終わって片付けるまでの動作がなるべく簡潔にできる方が便利ではあります。
どんな解決策があるのかな…?
後悔ポイント解決策1→外干し必須なら物干し場は近くに!
これは間取り計画の段階での解決策になりますが、もし洗濯物は外で干したい!!という強い希望があるのなら、洗濯機の場所と物干し場は近い場所に計画することをおすすめします。上記で説明した通り、濡れた衣類を持ち運ぶなら距離は短い方がいいですよね。
しかし近頃はどちらかというと室内干しが主流になっているので、ランドリールームを作ってそこで作業を完結させるといった間取りが人気です。本来我が家も室内干しが主になるので(主人の花粉対策)ランドリールームから外の物干し場が遠くなってしまうのは想定内ではありましたが、やはりどうしても不便に感じる事もあるので後悔したくないよという方は、室内干し限定なのか、はたまた外干しもするのか、洗濯動線をしっかり考えて決めることをおすすめします!
後悔ポイント解決策2→ファミリークローゼットは1階に
これも間取り計画の段階での解決策になりますが、敷地面積に余裕があれば是非1階にファミリークローゼットをつくることをおすすめします。
やはり洗濯ひとつにも「洗う・干す・畳む・仕舞う」といくつもの作業があるわけで。その作業をひとつの空間、あるいはなるべく近い場所で完結できる方が効率も上がります。
我が家はお世辞にも広いとは言えないコンパクトハウスなので、泣く泣く1階にファミリークローゼットをつくることを諦めましたが、広さに余裕さえあれば必ずランドリールームの近くに広々使える収納スペースをつくりたかった…!!
家事効率を重視する方は是非ランドリールームの近くにファミリークローゼットを計画してみてはいかがでしょうか。
我が家の後悔ポイント⑤”何もない壁”が少ない
我が家には子どもが2人います。誕生日などイベントがあると自宅でも写真を撮ったりすることがあるのですが、意外と”何もない壁”がなくて少し困ったことがあります。
スタジオのような何もない背景がいいなと思った時でも、ふとリビングを見渡してみると窓があったり収納扉があったりコンセントがあったり…。どこか生活感が写ってしまうのです。
もちろんスタジオにしたくて我が家を建てたわけではありませんが、部屋の一角にそんなスペースがあれば子どもたちの写真をより素敵に撮ることが出来るのではと感じました。
更に後悔ポイント③でも触れましたが、西側につくった窓が必要ないと感じた件について、窓をなくすことでこの”何もない壁”もつくれたのではと思います。
とは言いつつ、とりあえず2階の子ども部屋の一角に”何もない壁”があるのでしばらくはそこで撮影しようと思っています。(子どもたちが大きくなって部屋として使うようになったら使えなくなるかも…)
どんな解決策があるのかな…?
後悔ポイント解決策1→壁の用途は計画的に
今回我が家は「写真撮影をするために何もない壁が欲しい」という考えでしたが、他にも
「〇〇を壁に飾りたい」
「壁に後付けで棚を取り付けたい」
などなど。壁を何かしら有効活用したいと思った時に、意外と後からやるとなると大変だったりするので間取り計画のうちからある程度考えておいた方が無難です。
例えば棚を後付けしたいと思った際、通常の木造住宅であればほとんどが下地に石膏ボードを使用されているのですが、石膏ボードだとネジで打ち込めないといった問題が発生します。なので、壁紙を貼る前の状態で予めネジを打ち込むであろう場所に木材の下地を仕込んでもらいます。
そうすればいざ家が建った後でも自分たちでネジを打ち込むことが出来るのです。
壁面に関しても、色々と想像を膨らませながら計画していくことが大切ですね。
後悔ポイント解決策2→布や装飾を駆使する
”何もない壁”が欲しい。でも窓やコンセントは生活で必要だし…。
そんな時は隠してしまうのが一番手っ取り早いです。
例えば我が家のように撮影する時だけ生活感を無くしたいということであれば、天井から布を垂れ下げたり、風船でスイッチの部分を隠したり…。ぬいぐるみやプレゼントなどの小物で隠したりしても◎
生活感はカメラに写らなければそれでオッケー!(笑)自宅で簡単に撮影ブースが作れたら、思い出の撮影も捗りますよ!
我が家の後悔ポイントまとめ
いかがだったでしょうか。
「家は3回建てないと成功しない」なんてことも言われますが、あながち本当で。実際に我が家が完成して住み始めてみて、そこで初めて気づいた点もありました。
もちろん家というのは人生において大きな買い物ですし、気軽に何度も買えるものではありません。だからこそ少しでも後悔のない家づくりがしたいですよね。
我が家の住んでみて分かった後悔ポイント5選、是非おうち作りの参考にしてみて下さいね。
\ 東海地方にお住まいの方必見 /
マイホームへ引っ越したら東邦ガス
光熱費の見直しもしてみませんか?
最後までご覧いただきありがとうございました!